新・女教師由紀子「プロローグ」

1.

私は教師をしていますが、以前勤めていた学校で色々と嫌なことがあり、転任する事になりました。

ちょうど、上手い具合に国語教師の転任の話があったので、私はそれに応募し、学校を変わる事になったのです。新しい職場に移ることを切っ掛けに、私は心機一転、髪型を変える事にしました。でも、昔からのロングヘアーを思い切って短くする事には少し抵抗があったので、髪の色だけにしました。とはいえ、私は教職員なのであまり派手な色には出来ません。控えめで、かつ、今までとはがらりとイメージの変わる色は、なかなか難しかったのですが、美容師さんと相談して比較的明るい色にしました。

 

どうでしょう?似合いますか?

 

新しい学校には2学期から赴任する事になりました。

学校の生徒達は皆、良い子ばかりで、大変やり甲斐のある教師生活を再開できました。もちろん、団体生活の苦手な生徒や素行の悪い生徒もいますが、それは何処でも同じです。そのような優等生でない生徒を指導する時の手腕こそが教師の力量が試される、と私は考えます。しかし、基本的に私は生活指導教師ではなく、まだ新任で担当クラスも無いので教科の仕事ばかりをしていました。

私自身もその方が良かったのです。実は、まだクラス担任をする自信が無かったのです。

以前勤めていた学校ではクラス担任をしていましたが、私の甘さから、女教師失格と言っていいほどの大変な失敗をしてしまい、誰にも相談する事が出来ずにここへ逃げてきたようなものなのです。

 

他にも理由があり、実は私はとても男性が苦手で、ずっと年下の男子生徒に対しても、二人きりになるのがとても怖いと感じてしまうのでした。

 

 

   
   

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