女教師由紀子第3章

1.

「先生、さよならー!」

三人の女子高生がピョンピョン飛び跳ねるように廊下を駆けていく。

「…気を付けて帰るのよ…」

その無邪気で元気な後ろ姿を、微笑みながら見送る由紀子。

若く美しい女教師は、同性の生徒にとって嫉妬の対象になりがちであるが、松嶋由紀子の場合、女生徒にも人気があった。大人の魅力たっぷりの由紀子は少女達にもやはり憧れであり、黒髪のロングヘアーや奇麗なナチュラルメイクを手本に真似する生徒もたくさんいるほどだった。

やがて、三人の姿が見えなくなると その天使のように清らかな微笑みが消え、暗く沈んだ表情に変わった。由紀子の笑顔は輝くように美しく、暗く思い悩む顔は妖艶な美しさをもつ。

 

かろうじて、授業は無事に終える事が出来た。あの二人の卑劣漢は意外なほど大人しく、妙に馴れ馴れしい態度を取ったりせず、それでも由紀子の豊満な肉体を上へ下へと嘗め回すようにジロジロと見られていた。その時、改めて気付いた事だが由紀子の女体をいやらしく見つめる男子生徒は他にも居て、それは日常茶飯事であったが、今の由紀子には その視線は、もうヒリヒリと焼け付くように痛く感じた!

十数人もの男子生徒による、性欲まみれの目に何度も犯されながら、脚の震えを隠して負けずに平静を装う由紀子。誰一人、由紀子の哀れな不幸に勘付く者はいなかった。

 

ホームルームが終わると石田が、教壇に立つ美貌の女教師・由紀子に真っ直ぐ近づいてきた!思わず身体を強ばらせた。が、スウッとメモを差し出しそのまま通り過ぎていった。どうやら皆の前では由紀子を辱めるつもりはないようである。そのメモには実に簡潔に…放課後、体育用具室…とだけ書いてあった!

ああ…女教師である私をこんな所に呼び出して、再び散々に凌辱の限りを尽くすつもりなんだわ!

怒りと屈辱に震えながらメモを握り潰した!一度は彼等の言いなりになることを覚悟した由紀子だったが、今は違う!こんな要求なんか無視すればいい!一度は上着を着て帰ろうとしたが、ふと、足が止まってしまった…

この時、迷ってしまった事が もうすでに由紀子の負けだった。

被虐の美人女教師はゆっくりと恥辱の体育用具室へと向かう途中にあった。

 

   
   

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